職人技

朝晩冷え込んできまして、お酒造りには良い環境になってまいりました。

新酒も少しずつ出始めてきました。蔵元の軒先に新酒が出来たお知らせとして杉玉が吊されます。

最近では購入されてるところもあるようですが昔はみな蔵元さんによる手造りが主流だったようです。

今ではつくれる職人さんも少ないようで、昨日たまたま通りがかりに杉玉をつくっていた職人さんをみかけましたので写真を撮らさせていただきました。

(本人の許可を得ています。)

※ウィキペディアより

杉玉(すぎたま、すぎだま)とは、スギの葉(穂先)を集めてボール状にした造形物。
酒林(さかばやし)とも呼ばれる。日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせる役割を果たす「搾りを始めました」という意味である。

吊るされたばかりの杉玉はまだ蒼々としているが、やがて枯れて茶色がかってくる。この色の変化がまた人々に、新酒の熟成の具合を物語る。

今日では、酒屋の看板のように受け取られがちであるが、元々は酒の神様に感謝を捧げるものであったとされる。

起源は、酒神・大神神社の三輪山のスギにあやかったという。俗に一休の作とされるうた「極楽は何処の里と思ひしに杉葉立てたる又六が門」は、杉玉をうたったものである。

スギの葉は酒の腐敗をなおすからスギの葉をつるすという説もある。
一年経つとこうなります。