ちょいのみACADEMY 2025.1.25

今年最初のワイン会でした。

今回のメインテーマは「10年前のワインを飲もう!」
五ノ井酒店のセラーに眠るワインの中からセレクトした1本は
「パストゥーレル・ド・クレール・ミロン 2015」¥6,750

シャトー・クレール・ミロンのセカンドワインになります。
フランス・ボルドー、ポイヤック村にあるシャトーで、メドック格付け5級。
この地域はカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、力強さとフルーティさの調和が優れたワインが造られます。
さて10年の時を経た味わい、皆さまの反応は…

最初こそ控えめな雰囲気ですが、おそるおそる?スワリング(グラスを回し空気を含ませること)をしながら徐々に開いていく味わいは初めての感覚。美味しい!と嬉しいコメントを頂きました。
グラスに注がれた色合いに枯れた印象はなく、香りはカシスのような果実感も健在。含むとハーブ香、東洋スパイスがふんわりとふくよかに広がります。ややピークを降りたような細さはあるもののしっかりとタンニンは感じられ、上品にまとまったバランスの良い味わい。

「セカンドワイン」とは、名前の通り最上級のファースト(フラッグシップ)の次。その基準は樹齢の樹齢の若いぶどうや、醸造したワインを醸造初期の熟成段階において選別されたものなど。ワイナリーによってさまざまです。
つまりファーストの基準に満たないワインとはなりますが、セカンドワインであっても造り手よる技術は同じ。品質が非常に高く、ファーストより親しみやすさと比較的手に取りやすい価格帯のため人気があります。

「ごのいのわ」は、ワインをもっと身近に楽しんで頂く機会を作りたくて2023年から五ノ井酒店でスタートしました。
自分自身、ワイン会を開催するのは初めての事でした。店のスタッフ、ブドウ栽培の先輩でもある会津美里町のグレープス・ヒュッテのあいこさん、その他たくさんの方に力をお借りしながら、それがベースとなり何とか2年目に突入いたします。
何よりもご参加いただいたお客さまがあたたかく楽しんでくださっているおかげです。

五ノ井酒店ワインコーナー「ちょいのみACADEMY」
https://lin.ee/7lLNMUu

会津若松市のBarオクターブ様「水曜日のオクターブ」
https://www.instagram.com/baroctave/

2月が初開催となります。
会津若松市のお肉とワインのお店セピア様「お肉とワインの会」
https://www.instagram.com/sepia_aizu/
http://aizu-sepia.com

それぞれのお店の魅力と、ワインを気軽に味わって頂けるような雰囲気づくりを心掛けています。
人が集まる機会だからこそ、いろんな種類をちょっとずつ知る事ができますし、普段自分では選ばないような珍しいワインやちょっと贅沢なワインに出会えるかもしれません。そこからワインの好みやセレクトの幅も広がっていただけたら何より嬉しいです。
そして、飲み手同士が共に過ごす時間も一緒に楽しんで頂きたいなと思っております。

ABOUTこの記事をかいた人

zunko

のんべえソムリエです。(ワイン担当) ふだんはワインぶどうを栽培する農家です。